ニュース速報@介護・福祉板 Part2

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62008年2月12日
<介護:報酬アップ求める要望書 厚労相に提出>

学者、市民、主要な民間介護事業者団体などでつくる「介護保険制度研究会」(座長、白澤政和
・大阪市立大大学院教授)は12日、訪問介護の人手不足解消のために介護報酬大幅アップ
などを求める要望書を舛添要一厚生労働相に提出した。

同研究会が昨夏、全国の約5500事業者に実施した調査(回答は1376事業者)では、家事
サービスなどを制限した06年の改正介護保険法施行後、訪問事業者の78%、通所事業者の
66%が「求人しても人が集まらなくなった」と回答。また訪問事業者の72%、通所事業者の
68%は「賃金を上げられなくなった」とも答えた。

介護労働者の離職理由についての質問でも、訪問事業者の43%、通所事業者の58%が
低賃金を挙げ、いずれも理由別のトップだった。

こうした結果を基に同研究会は、離職者の増加でケアの質が低下し、介護保険制度の存続が
危機的な状況になると指摘している。【柴田朗】

毎日新聞 2008年2月12日 22時48分
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20080213k0000m040143000c.html