【焼き】群馬の介護を語れ!2串目【まんじゅう】

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232ななしのフクちゃん
老人ホーム10人死亡火災、理事長ら2人逮捕

 群馬県渋川市の高齢者施設「静養ホームたまゆら」で昨年3月、入所者10人が死亡した火災で、
群馬県警は10日、施設を運営するNPO法人「彩経会」理事長(85)、
当時施設長だった同理事(73)の両容疑者を業務上過失致死容疑で逮捕した。


 県警は同日、渋川署に捜査本部を設置、
県に有料老人ホームとして届け出ず、ずさんな管理運営を続けたことが火災につながったとみて全容の解明を進める。

 発表によると、両容疑者は、火災が発生した場合の危険性を認識していたにもかかわらず、
建物の構造や消火用設備、職員体制の改善を講じないまま、昨年3月19日に起きた火災で入所者9人を死亡させた疑い。
施設にはスプリンクラーや自動火災報知設備がなかったほか、県へ04年に提出した建築確認申請には記載のない建て増しが見つかった。
また、入所者の居室と出入り口までの通路などが施錠されていたことも明らかになっている。

「たまゆら」は、木造2階住宅など計3棟を全半焼し、職員1人を含む22人のうち、50〜80歳代の入所者10人が死亡。
県警は、火元付近にいた死者1人については、改善策などがとられていたとしても救出は不可能だったとして、容疑事実からはずした。
入所者の多くは東京都内から来た生活保護受給者だった。

 県警は昨年11月から、千葉県内の警察関連施設に建物の一部を再現。耐火素材が使われていない場合の燃え方などを実験していた。

容疑者は逮捕前、本紙の取材に「火災の責任については真正面から受け止めたい。
施設の管理体制に不備があり、職員にも対応を徹底しておらず、安全意識に欠けていた」と話していた。

(2010年2月10日19時37分 読売新聞)