【大今良時】 聲の形 Part5 【マガジン】

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558渚カヲル ◆WilleVnDjM
時速80キロほどで走行するスバル360。

西宮はスバル360のレトロチックなところに興味を示し、
助手席のドアのドアハンドルに手を触れてぐいっと引っ張ってしまう。

渚カヲル
「ば、ばかっ、そこは触るな。」

時すでに遅し、助手席のドアが開きかかり、80キロの風圧で見事に
パカっと開いてしまった。下のドアストッパーを引きちぎり、助手席のドアは
後ろのボディにめり込んでしまった。これがスーサイドドアの恐怖でもある。

西宮はシートベルトをしていたため、振り落とされなかったが、ものすごい風でびっくりしたという。
きちんとシートベルトをしていなかったら、開いた助手席ドアから振り落とされていたところだ。

その後、助手席のドアは先ほど風圧で開いた時の衝撃でドアとドアヒンジが歪んでしまい、
ドアが閉まらなくなってしまったのだ。

渚カヲル
「あーあ。助手席のドアが閉まらなくなってしまったよ…。修理代も高そうだな。
スバル360の前開きドアの危険性を教えてあげるべきだったな。」