1個のセルは2ボルト。自動車用鉛蓄電池は直流12ボルトであり、
2ボルトのセルを直列繋ぎで6個繋がれているため、12ボルト。
6個のセルの液面が大幅にばらつきがあるようなら、サルフェーションが進み、
電池が劣化している可能性が大きい。
図は、わかりやすくするように、擬似的に減らしたものです。
意外に多い過充電。バッテリーの寿命を縮めるゾ!
何もバッテリーの事を意識しなくても、通常の運転をしているだけでも、
エンジンの力でバッテリーは常に充電されている。これは、エンジンの力で
発電機を回し、レギュレータで電圧を整えてからバッテリーを充電しているためだ。
ところが、レギュレータの設定電圧が高いと、いっぺんに過充電の状態となる。
そうなると、バッテリーの内部では化学反応が早まり、急速に劣化が進み、
効率よく電気を蓄えられなくなっていく。