【空知英秋】銀魂 二百十四訓

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724名無しさんの次レスにご期待下さい
>>721
「どうして答えないの?」

   ????“桂、本当のことを言う。・・・俺は、お前が、お前のことが、・・・好”

   ・・・なんて言おうとしたんだ。

   今更、何を言うつもりだったんだ。



「言えないことなの?」

   ・・・本当に、お前は・・・

   俺に会いにきたのか?

   馬鹿みたいに、死にそうな怪我をしながら。

   俺に、それを、渡すために・・・そのためだけに?

・・・なんで?

   今日が、俺の・・・誕生日だから・・・?



「あっそ。知らないんだ。じゃあ、いらねーよな」
725名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/12/09(日) 19:46:02.97 ID:sdhXLX4K0
「!!」

銀時のその言葉に、とっさに、飛びついていた。

その簪、返してくれ!!あいつが、命を駆けてくれたもの!!よく、見たいんだ!!



だが、力が入らない身体。

簡単に銀時に、振り払われる。どさっと、床に倒れ込んだ。

・・・・

「あ」

突然、銀時が声を上げた。

そして、

「お前、転んで・・・頭打ったりしなかった?」

さっきの、詰問調の冷たい、言葉ではなく、やや心配そうな声を出す。

その声に、少しほっとして、銀時を見る。ああ、なんでか、心配してくれている。

だから、ゆっくり首を横に振った。怪我何かしていない。だって、もともと転んでもいないのだから。
726名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/12/09(日) 19:46:59.89 ID:73jJgmAr0
と、とたん。

銀時の顔が険しくなる。

「?」

「・・・血が付いてる。」

「!!!!!」

た・・・・高杉・・・

やっぱりお前・・・・



「俺さあ、言ったよね。」

ああ、銀時、ごめん。



「こそこそされんの、嫌いだって」

知ってる。

知ってて、俺は、・・・・