「頭のどうしたってきいてんの」
「あ、頭・・・」
ぱっと、頭を抑える。
乱れているのだろうか。あ、ソファーに倒されたから・・・。
「風が強くてな・・・」と言って、キッチンの鏡を見に行く。
だが、映っていたのは、いつもと変わらぬ、自分の髪型。やや乱れてはいるものの、ちゃんと結い上げて赤い簪で止まっている。
「そんなに、乱れては居ないと思うが」
そんな俺に、更に近づいて銀時は言った。
そんな目で見ないでくれ・・・
既に、俺を疑っている。
「青い玉。どうしたって言ってんの」
「青い玉?」
は・・???
青い玉?玉ってなんだ。分からない。
きょとんとした俺に、ものすごく嫌そうな顔をした。