>>707 「おう。お前戻ってこねえし。ちょっとぐずったからよ。それにしても、人使い粗いババアだな??!今日くらい気をつかえっての!なあ!」
ぷりぷり怒っている。
今日は、俺の誕生日。なにやら銀時が計画してくれているらしく、さっきもそれをしきりと見せたがっていた。その、途中で呼ばれたんだ。
「そういえば、さっき見せたいものがあるっていってたが・・・」と言うと、
心なしか、銀時の頬が赤く染まる。
「うん・・・そうね。そうなんだけどね??。夕飯の後にするよ」という。
「そうか、じゃ、何か作る」と、キッチンに向かった。
正直、ほっとする。
今、何かすばらしいものをもらったとしても、とてもじゃないが、喜べない。不快な気にさせたら困る。
すこし、落ち着かないと・・・
ああ、自分の手が冷たい。