ドクドクドク・・・
妙に緊張する自分が居る。落ち着け。今は、とにかく。
「あ、ああ、ちょっと転んで足が・・・靴を脱ぐのに戸惑ってしまって」
「え?大丈夫?見せてみろ」
ああ、優しい銀時。
ごめん。俺は今、嘘を付いた。
「なんもねーみたい。痛い?」
「いいや、大丈夫だ」
と、二人で居間に行く。
どうやら、金時(銀時との子供)に、ミルクをあげていてくれたらしい。金時は、よく寝てる。その横に、松之助が居る。
寝てる金時をつつくのが好きらしく、ぷにぷにと頬を押している。ほっとする。なんだか、すこし、和む。
「ミルク、ありがとう。上げてくれたんだな」