お登勢は、銀時には俺がスーパーに酒を二本買ってきたことにすると言われた。
銀時をだますようで、心苦しいが、・・今日の銀時には言ってはいけないと思う。
心強い、二人で口裏を会わせれば、ばれることはない。
そうだ・・・。大丈夫。
いや、大丈夫なものか。
俺だって、戦地にいた。
自分を含め、仲間の怪我、傷、死、色々なものを見てきた。今更、血を見たくらいで、あわてるような人間ではない。
自分だって随分血を流したし、傷も負った。それは、銀時も高杉も同じ事。
・・・高杉。
だからこそ、
だからこそ、
大丈夫じゃないんだ。