「あっそ。知らないんだ。じゃあ、いらねーよな」
俺がそう言ったとたん、青い玉に飛びついていた。
はあ???!!!意味わかんねーーーーよ!!!
何でそんな必死にさあ!!
桂をひょいとかわす。簡単に桂はバランスを崩し、どさっと、床に倒れ込んだ。
何でそんなにこれが欲しいわけ。
大切なわけ??!!
その青い玉を、よく見てみると、・・・模様かと思ってたものが、違うものだったことに気付く。これ、この赤い染み。「あ」
・・・まさかなぁ。
答えられなかったのは、転んで頭打って、例のごとく記憶喪失・・・な??んて事はないよね?でも、こいつならやりかねない。天然だし。
一応聞いとこう。
「お前、転んで・・・頭打ったりしなかった?」
と、素直に、首を横に振る。