【空知英秋】銀魂 二百十四訓

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>>668
でも、あれ?何か違和感を感じた。

桂が後ろを向いた時。きらりと青い玉が奇麗に光った。

桂の髪に、俺の上げた赤い簪以外の何かが付いていたことはない。なんだ?よく見ると、青い玉の付いた簪みたい。

でも、なんか、ものはともかく、お世辞にも奇麗に刺さっているとは言えない。枝が半分以上突き出た、それ。



「あれ、それ、どうした?」

一応聞いてみる。なんか、あの赤い簪以外があいつの髪に付いているのが嫌だ。違和感じゃなくて、不愉快だ。俺ってつくづく、嫉妬深いよなあ。

われながら。ああ、でもどうせ、これは、あれか、誕生日だから。

「ああ、下のババアにもらったのか。あいつ・・・俺には何にもよこさねーくせに」

まったく、あのババア・・・って、あれ、桂、どうした。

何か、せわしなく割烹着をわたわた見ている。

「はあ?なにしてんの?」

「あ・・・ああ」

「?」