>>658 「どうした?」
見に行ってみると、靴を半分脱いだ状態で固まってる。なんだ?
「はっ?」
「あ、ああ、ちょっと転んで足が・・・靴を脱ぐのに戸惑ってしまって」
「え?大丈夫?見せてみろ」
でも、なんともなってない。
「なんもねーみたい。痛い?」
「いいや、大丈夫だ」
と、二人で居間に行く。
ミルクを飲んで、ご機嫌によく寝てる金時をみて、桂が微笑む。
さっき、ちょっと顔色悪かったけど、よかった。気のせいか。
「ミルク、ありがとう。上げてくれたんだな」
そうそう。だってよ。
「おう。お前戻ってこねえし。ちょっとぐずったからよ。それにしても、人使い粗いババアだな??!今日くらい気をつかえっての!なあ!」
めでたい誕生日だってのに!全く、気が利かないんだから。