【空知英秋】銀魂 二百十四訓

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その言い草に、ついかっとなって、瞬間、お登勢が

「月子!」

と、声を荒げてしまった。

その声に、ビクッとなった月子が、お登勢を見た、その刹那??????

気を逃さず、男が、月子の両肩を掴んだ。

そのまま、数歩うしろの、テーブル席のソファーに倒れ込む。

「・・・・!!!」



押し倒されたように、きっと月子は感じただろうが、お登勢には、数歩歩いてよろけて、倒れ込んだようにしか見えなかった。

「高杉!!貴様っ!!!」バタバタと月子が暴れる。

月子のその手を握り、口づけた。

狂ったように、深い、口づけ。

いや、そんな甘いものではない。

血に飢えた獣が、獲物の血をすするように・・・

水に飢えて、その口の僅かな水分も生きるためにすすっているような。そんな口づけだ。