【空知英秋】銀魂 二百十四訓

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「ん?嫉妬か?」さもおかしそうに言うので、頭に来た。

「そんなわけあるまい。あきれているんだ」

「へえ・・・でも、てめえは、そんな俺が好きなんだろ」と又嗤う。

「あほか・・・・・・」

だが、悪くない。

こんな高杉は、悪くないと思った。



何か手持ち蓋差にしているので、

俺がいる限り、煙草が吸えないのだろうと思って。

「帰るから、存分に吸え」と言って、着物を取りに立つ。そのとき。

・・・・近くの鏡台に、移った自分の姿を見て、絶句した。

まさかと思ったが・・・・

一面に紅い跡。

鏡越しに、こっちを伺っている隻眼がすっと細まった。

「たかすぎいいいいい!!!!」