【空知英秋】銀魂 二百十四訓

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584名無しさんの次レスにご期待下さい
奴が、俺の手に手を重ねてきて、声にならない声を上げる。

ああ、こいつはきっと泣いている。

声も出さずに、

涙も流さずに。

それが、行き場のないやるせない魂の呻きのようで、

忘れていた感覚と感情に、涙がこぼれる。

俺はきっと、今、お前の最も弱いところに

触れている。



ああ、また

また、救われない熱を植えられてしまった。