「奇麗な身体だな・・・本当に奴に触らせてないんだな」
不敵に笑うと、体中のあちこちに吸い付いてきた。そのたびに、鋭い痛みが走る。
「高杉、やめろ・・・」
答えない。もう、体中真っ赤になってしまったんじゃないかって言うくらい、
狂ったように同じ行為を繰り返す。
あのいつぞやの電話の女達にもしていたのだろうか。
「そんなことばかりしていると、女にもてなくなるぞ・・・」
「フン・・・言うようになったじゃねえか」
押し入ってきてから、記憶の中のこいつはこんな男だったかと思う。
いきなり奥まで貫いて、自分勝手に暴れている。
愛情のかけらも感じない。
・・・いや、元々あるはずがないのだった。