「・・・・!!!」
「こいつ、いなくなったら困るよなあ。銀時、狂っちまうかもしれねえな。クク・・それもそれで又面白えかもな。また、あの白夜叉に会えるんじゃあねえか」
「な・・・」節くれ立った手で、俺の腹をゆっくりさする。だが、優しさは感じない。
瞬間、あの、橋であった時の殺気を思い出す。自分の子か、そうじゃないか、分からない状態であの殺気。この子は間違いなく銀時の子だ。震えそうになるのを必死でこらえる。
「桂・・・」低く耳元でささやく。
「・・・・高杉」
こいつは、俺を素早く抱え上げると、隣の布団にゆっくり寝かせた。
「フン・・・随分おとなしいじゃねえか」
「抵抗するだけ無駄なのだろう」
「・・・・」
ふと、寂しげな顔をしたのは、気のせいだっただろうか。