【空知英秋】銀魂 二百十四訓

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俺が煙草を吸いたいと思っているとでも勘違いしたか、

早く出たいための口実か、

「帰るから、存分に吸え」と言って、着物を取りに立つ。

その近くにある鏡台に、移った自分の姿を見て、絶句してる。

一面に紅い跡。

鏡越しに、よく見える。白い肌に黒い髪、紅い花。・・・奇麗だ。ああ、お前は奇麗だよ。

「たかすぎいいいいい!!!!」

「奇麗だろ。・・・いいじゃねえか。どうせしないんだろ。ばれねえよ」

「そう言う問題じゃない!」

「やはり、お前は嫌いだ」と言う桂が、本当にすねているようで、面白い。

ああ、お前のそう言うところ、俺は好きだぜ。