>>547 お前が喘ぐたび、声を上げるたび、
俺も声を上げているんじゃないか。
音にはならないけど、
魂が、悲鳴を上げている。
ああ、どうして
こういう形でしか
俺たちは繋がることが出来ないのかと。
ああ、・・・もし、許されるのならば。
こいつの
心の一部くらいは、俺に譲ってくれ・・・
俺が、この先も燃え続けていけるように。
・・・事が終わって、
一服したいところだが、こいつの前で吸うことは出来ない。
でも、そんなことはかまわねえ。そんな時間はもったいねえ。
今のこいつを、目に焼き付けておきたい。もう一生、会うこともないかもしれない。
そう。俺はそれを知っている。
「今日は、変態って言わねえんだな」
「貴様はぁ・・・・」
コホコホ。ひどくかすれた声で咳き込む桂。水を持ってきて飲ませる。
「身体、大丈夫か?」
「貴様が言うな」
「どうにも、初めての経験なんでねえ」
「・・・今日の貴様は、しつこい」そうきたか。