お前は、俺のことが嫌いなんだったな。あれは俺の独りよがりの勘違いで、お前はどうも思っていなかったんだ。元から。
「銀時相手はどうなんだ」
「は・・・」
「感じるのかよ」
「な・・・」
図星か。じゃあ、俺は俺のために、やらせてもらう。
ばかばかしい話だが、これじゃあの妓相手と変わらない。
身体(そっち)はよくても、心(こっち)が全然感じねえ。気持ちよくねえ。
たかぶる身体とは裏腹に、心が萎えていく。
その双極に、たまらなくなって、聞いた。
「・・・てめえが俺のガキ孕んでた時は、銀時とやってたんだろうが」
「な・・・」
「このガキに対してはえらい過保護じゃねえか・・・」
桂が、何か考ええてから、口を開く。