身体をなでながら、思うこと。この肌にはなんの乱れもない。
「奇麗な身体だな・・・本当に奴に触らせてないんだな」それに気分が高揚する。
同時に、この身体は、今、俺が支配しているんだという暗い満足がおそってくる。
「高杉、やめろ・・・」とがめるが、かまやしねえ。
俺の痕跡を付けてやるよ。今日が終わっても、この跡を見るたびに俺を思い出せばいい。俺と身体を重ねたことを、俺の熱を、思い出してくれ。
「そんなことばかりしていると、女にもてなくなるぞ・・・」
「フン・・・言うようになったじゃねえか」
生憎、こんなことすんのは、てめえにだけなんだよ。