>>529 「フン・・・随分おとなしいじゃねえか」
「抵抗するだけ無駄なのだろう」
「・・・・」
やっぱり、お前は、そんな風に俺を見ているんだな。お前は銀時に俺のことを“強姦魔”って言ったようだが。・・・だったら、お望みのままの俺でいてやろう。
着物を脱がしては、何処までしたモノかと考える。
これで流れちまった日には、洒落になんねえ。
この腹に、俺以外の男の命が宿ってる。
不思議なもんだ。
女ってのは・・・。
我ながら変な愛撫をしていると思ったが、そのせいかなにか
桂が俺を見た。ふと、目を合わせると、それは女の顔じゃねえ。
・・・母親の顔だ。子供を案じる、母の顔。
てめえ、そんな顔するようになるとはな。