い・・・嫌な予感がするんですけど・・・すごく・・・
重い足取りで、その、ふすまの近くに行く。
何事か、話している声が聞こえる。
あああああああああああ・・・・・
どっちの声も、聞き覚えあるわアアアアアア!!!
スパーーーーーン!!!と、勢いよく、そのふすまを開けると、
・ ・・・目をまん丸にして、
部屋の真ん中に正座したまま驚いてこっちを凝視する・・・・奥さん。
そして、その奥の窓側に偉そうに座って煙管をふかしているのは・・・高杉。
「アァ?いきなりだな。びっくりするだろ」
「びっくりしたのは、こっちだわアアアアアア!!!!!」
もう止まらない。目を赤くして、艶っぽい桂。いかにも、けだるそうにしている高杉。・・・
あからさまに乱れた布団・・・ッッッッ!!!!!!!!