2.
何時間経ったのか。
とりあえず、目が覚めて、腕の上にいるヅラ・・・おおお、ちがった。
妓の頭をどける。ふ??。あれ、この子、こんな顔だっけ?
いつもヅラの寝顔になれてしまったのか、妙な違和感がある。
んんん??????。
そして、ちょっと罪悪感。
着物を整えて、
そろ????っと外へ出ると、誰もいない。
ふ????。
さて、帰るか・・・。
と、階段に手を掛けた時。
すらっと、何処かのふすまが開いた音がした。
ぎえええええ!!!気まずい。こういうの、良くあるよね!!
そっちを向かないようにして、階段をおりようとしたら・・・
「!!!!」はっと、息をのむ声が・・・一瞬、
あいつの声に似ていて、振り返る。バシン。
さっと、部屋に入っただろう、そこには誰もいなかった。
・ ・・・・。