ということで・・・
「ちは????!」
「あら、銀さん!」
「いらっしゃい!」
なんて、甘い匂いぷんぷんの女の子達がやってくる。ヘヘヘ。どうだ。結構もてるんだよ、銀さんは、実は。
「この間の、ツケ、払ってちょうだいね」
「うちが先よ??!」
な、なんなの・・・
「いや、あれはホラ、あれで・・・その、月詠がさ・・・」なんて言いながら、その店をさっと出る。ちいっ。まだ、顔の割れてない店・・・
と言うことで、見慣れない店をくぐる。
一階が顔見せの飲み屋、二階が・・・宿だ。
さ??ってと。
奥の座敷に案内されて、待っていると、適当に、だけどかわいらしい妓がやってきた。ひゃ??、いつもツンケンしている奴を見ていると、こういう甘え上手なタイプが新鮮に見えるもんだ。
なんて、いい気な感じで酒をあおっていたら、
隣にいた集団(男三人?)のうちの一人が洗面所にでも向かうらしい。出てきたところで、・・・・絶句。
河上 万斎。!!!!!
「・・・白夜叉ではござらんか」気づかれた。当然か。
・・・ってか、何でこんなところにいイイイ!!!!!
ってことは、あいつも。・・・??まさか。
席に戻った万斎が、何事か話している。まあ、俺のことだろ。とりあえず、酒はここまで。
妓を万斎の部屋と反対の方へ来させる。