【空知英秋】銀魂 二百十四訓

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そして、その日の営業、お開き・・・って感じになった頃、

将軍が、「手を握っても良いだろうか?」と、ひどくまじめな顔で月子に聞いた。通常、お触り禁止だ。スナックだし。

でも、このときの将軍の顔が酷く真剣だったからか、今までのやり取りで好意を持っていたのか、不思議そうな顔をしながらも、月子はうなずいた。

すると、将軍は両手でその手を握り、その手を自分の胸に当てた。そして、頬を赤らめ、嬉しそうな顔をした後、また、ひどくまじめな目をして、言った。

「私の御台所になってもらえないだろうか?大奥へあがってほしい」 と・・・・

「は・・・」

その場にいた、一同、皆凍り付いた。



さて、その場ではてんぱった月子が、どうにも無理だと言っていたが、

将軍もさすがはというか、がんとして「返事は待つので考えてくれ」と言って聞かなかった。

そのため、返事は保留にされてしまったのだ。