>>462 くう??????!!お見通しかよ!!ってか、なんか。悔しい。こいつは分かってたんだ。分かった上で、・・・
「替わりません????????!!!!人ン家の奥さんとコソコソ連絡取り合うような間男野郎になんか!!!替わって欲しかったら三べん回ってワンて言え!!!」
「銀時、子供っぽいことするんじゃないよ」
「金時??、回っても見えないぜよ。ちゅうか、そりゃマナー違反ぜよ??かわいそうじゃ」
「アホの坂田はソコデオドッテロヨ」
なんでか俺が悪者何ですけどォォォォォ!!!
「・・・そうか。仕方ねぇな。どうせこれをヅラは聞いてるんだろう」
「あーあーあー、聞こえません??」
「ヅラ、後で電話する。・・・・・でてくれ」
プッ・・・ツーツーツ・・・
って、何それ???!!!
・・・で、
「ヅラくん・・・いつからあいつと浮気してるわけ?」
ヅラは、仕方ない、と言う表情で、話し出した。
「浮気などしていない。ただ、松之助のことでたまに連絡しただけだ。・・・坂本から番号を聞いてな」
「そんなの初耳なんだけど?!!」
「お前に言うとうるさいと思ったからだ」
「何それ!!!っつーか、どんだけ頻繁に連絡してるの?!」
「ほら、うるさい。・・・そんなに頻繁ではない。それに」
ヅラは、お茶を一口飲んでから言った。
「妊娠が分かってからは一回も連絡していない」
は・・・。てことは、4ヶ月はしてないって事か。なんで・・・
「できれば、このまま、この子が生まれるまでは話さないでおこうと思っていた」
「・・・月子、前にも言ったがね。少しは信用してやりなよ。人の親になった男は、了見が広くなるんだよ、あんな男でもね」
なんだ。ババア、何か知っていやがるな。でもよ、・・・
俺は、坂本と目を合わせる。いいや、奴ならやりかねない。人の親であろうとなかろうと、あいつは自分の野望のためなら、何が犠牲になっても構わない奴だ。
たとえ、自分の子だとしても同じだろう。だから、俺は奴に松坊を渡さない。
それに。そうか。だから連絡しなかったのは、この時期になってもヅラが男に戻っていないのを不審に思われないためか。
・・・察しの良い高杉のこと、知ればきっと答えにたどり着く。子供を守るために、ヅラは連絡を絶ったんだ。
そう思うと、さっきヅラに怒った自分が馬鹿みたいだ。ごめん。
「お登勢殿・・・何度も言うようだが、世間一般の男はそうかもしれぬが、あいつは・・・高杉は違うのだ」
「そうかねえ」
「さっきは、ああ言っていたが・・・何をやるか、何を考えているか計りしれん」
「好きあって、子供作った相手に言う言葉じゃないねえ」
「ババア!!!!何言ってンだアアア!!気色悪りいこと言うんじゃねえよ!!」
「本当のことだろ?」
「いや、俺は奴を好きではない。奴は・・・ただの戯れだろう」
「そう思うんなら、あんたはまだ若いね。あたしはどう見ても、あの男はあんたに惚れてるように見えるよ。未だにね。ただ、素直じゃないだけさね。
それか、言えない事情があるんだろ」
何かを思い出すそぶりでそう言った。
!!!!!!
「ババア、いい加減にしねえと・・・・」
俺はきっと殺気を放っていたんだろう。
坂本が、さっと俺の前に立つ。まあまあ??などと良いながらも目は真剣だ。
「あんただって・・・」
と、お登勢は続けようとしたが、ヅラの顔見て、やめた。俺に気を遣ったのかもしれない。
「まあ、でも今は銀時がいるんだから、守ってもらえばいいじゃないか」
「言われなくたって守ってやらあ!!あいつなんかには指一本、触れさせねえ」どかっとイスに座り直す。
「お前、あいつから電話来たらどうすんの?」
「・・・・出る・・・かもしれない」
「かもしれないって何??????かもしれない運転ですかアアア??」
「銀時。俺は子供達が大事なんだ。お前も分かるだろう。俺がどうなろうと構わぬが、子供に手を出そうとする奴は許さない。
お前に守ってもらうまでもなく、何かするつもりなら、俺があいつを斬るつもりだ」
いつもの目だ。
いつもの桂の目。