【空知英秋】銀魂 二百十四訓

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「おかしいと思ったぜ。最近、連絡をよこさねえ。こっちが掛けてもでやしねえ」

「・・・」

はああ??!!なにそれ。衝撃発言!ちょっと、浮気発覚??!!



「大丈夫なのか、身体」

「ああ、大事ない」

「・・・なるほど、じゃあ、そういうことか」

奴がひときわ低い声を出す。

「・・・高杉」

心なしか、桂の声は震えている。

「素直に言えばいいじゃねえか。それとも、俺がてめえの腹をぶったたきに行くとでも思ったのか?」

「そ、そんなことは・・・」

お、オイオイオイオイ!!!言うに事欠いて、何恐ろしいこと言ってンだよ、てめえ??????!!

「・・・まあ、それも面白そうだがよ」

ブチッ・・・俺の中の何かが切れた。気づいたときには、受話器を奪っていた。



「てめえええ!!!何、人様の子供たたきに行くだとかふざけたこと抜かしてんだ!!」

「・・・銀時・・・・・・よかったじゃねえか」

は??あ、あれ???何か調子狂うんですけど。

「あ、ああ」

何とも、応えあぐねていると、信じられないくらい殊勝な声が聞こえた。

「すまねえが・・・ヅラに替わってくれねえか・・・あと、人の話を横聞きするのはいい加減辞めろ」