【空知英秋】銀魂 二百十四訓

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>>43続き

それから、ややあって下のスナックに顔を出してみたら、うれしそうな将軍と、やんわりと微笑む月子の姿があった。

なんとそれから、将軍が三日と明けず(暇なのか??!!)来ていると言うこと。おかげで常連さんに申し訳ないわ・・・と苦い顔をするお登勢。

それはそうだ。貸切料金を払っているとは言え、将軍がいる席では一般の客を入れることが出来ない。儲かるけれど、常連を大事にするお登勢は複雑だ。

(だが、キャサリンだけは、「モウカリマ??ス」と、黒い笑いを浮かべて上機嫌だった。)



だが、もっと複雑なのは、将軍のお目当てが月子にあることだった。

それはもう見え見えで、自分達しかいない席で月子を独り占めしている。話している内容はくだらないとおもうが、何を話しても、将軍は嬉しそうなのだ。

また、密かに贈り物ももらっている。だが、あまりに高価な物のため、桂がいちいち断っているようだ。

(もらっておいて、売ればいいのに・・・などとも思ってしまうが。)



最近は慣れた物で、松平が店の中、外には数人の真撰組隊士がいるだけになっている。戦車のような物で武装することはもう無かった。

まあ、この道通りは、元々そんな広くもないし。物々しい武装では、逆にここに重要人物が居ますと言っているような物なので、無いに越したことはない。