「あ??。また来てるのか、しつけーな、ヘッドフォンの人!」呑気な声。
白夜叉が・・・。偉く今日は早いな。拙者の情報不足だったか。
「何?また、あいつの話?いい加減にしてよ。荒れようが何しようが興味ないって言ったでしょ!!!」
・ ・・はあ。
「大体、不思議と女にゃ、不自由しないんだから、ホント、月子にちょっかい出すの止めてくんない?得意の、どこぞの娘捕まえて発散してくれればいいじゃん」
「!!・・・ま、まあ。そ、そうだな・・・。その、むやみに娘に手を出すのは良くないが、もう、俺たちのことは、放っておいて欲しい」
「では、なんで、貴殿は、女に不自由しないであろうあの人が、そんなに月子殿に執着すると思っておいでか?」
「執着などと・・・何か考え合ってのことじゃないのか」
「貴殿は、よほど理由づけをせねば納得しないらしいようですな」
「ああ?何言ってンの」
「主らは、晋助を誤解しているでござる。あのような物言いをするため誤解されがちだが、言うほど、女性に興味はないでござるよ。むしろ、超淡泊でござる」
「はあ??そんな訳あるか!!いつも人の奥さんをコソコソ狙っているような奴だぜ」
????だから、それが特別執着している証なのだ。気付いてくれ、桂。