「・・・じゃあよ、その武市の子を身ごもったお前が、お前の好きな奴・・俺と、結婚したとすらぁな」
「はっっ!!!!晋助様と結婚・・・・っ!!!!」カアアーーーと、顔が赤くなる。ほんわか??・・・と、幸せそうに笑っている。
「で、俺が、構わねえから、産め、といったら、お前どうする?」
「産むっす!!嫌だけど、晋助様が産めというなら産むっす!!!」ぐっと、握りしめた腕を押し上げて、ガッツポーズ。
「おう。で、かわいがれんのか?」
「分かんないっすね・・・産んだことないし・・・元々あんまり子供好きじゃないし」
「・・・そうか。ま、そうこうするうち、俺との間に子供が出来たとする」
「ええええ!!!まじっすか!!嬉しいっす!!超幸せっす!!」また、赤くなる。
「てめえならどうする?産むか?」
「もちろんっすよ!!!産む!!で、晋助様と幸せにくらします!!」今にも、踊り出しそうだ。
「武市との子はどうする」
「え?・・ああ、あーー」ちらっと、武市を見て、うう、ゾーッとした顔をした。
「邪魔っすよね。捨てちゃいたいっす」
その瞬間、
「!!!!!!」
ガタッと席を立って、部屋から去っていってしまう。
「え?あ。・・・なんで・・・晋助様ぁ??!私、何か行けないこと言ったっすか・・?どうしよう、何が正解だったっすかね。何の心理テストだったんだろう。
女として、心の狭い女と思ったっすか・・・あああ、どうしよう・・・」泣きそうな、また子。
いや、お前は悪くない。
それにしても、気持ちは分かるでござるが・・・
例えがあんまりにも、悪すぎるでござるよ・・・晋助・・・
これは、もう一度、スナックお登勢に行くしかない。
と、思った。