【空知英秋】銀魂 二百十四訓

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「・・・じゃあよ、その武市の子を身ごもったお前が、お前の好きな奴・・俺と、結婚したとすらぁな」

「はっっ!!!!晋助様と結婚・・・・っ!!!!」カアアーーーと、顔が赤くなる。ほんわか??・・・と、幸せそうに笑っている。

「で、俺が、構わねえから、産め、といったら、お前どうする?」

「産むっす!!嫌だけど、晋助様が産めというなら産むっす!!!」ぐっと、握りしめた腕を押し上げて、ガッツポーズ。

「おう。で、かわいがれんのか?」

「分かんないっすね・・・産んだことないし・・・元々あんまり子供好きじゃないし」

「・・・そうか。ま、そうこうするうち、俺との間に子供が出来たとする」

「ええええ!!!まじっすか!!嬉しいっす!!超幸せっす!!」また、赤くなる。

「てめえならどうする?産むか?」

「もちろんっすよ!!!産む!!で、晋助様と幸せにくらします!!」今にも、踊り出しそうだ。

「武市との子はどうする」

「え?・・ああ、あーー」ちらっと、武市を見て、うう、ゾーッとした顔をした。

「邪魔っすよね。捨てちゃいたいっす」


その瞬間、

「!!!!!!」

ガタッと席を立って、部屋から去っていってしまう。

「え?あ。・・・なんで・・・晋助様ぁ??!私、何か行けないこと言ったっすか・・?どうしよう、何が正解だったっすかね。何の心理テストだったんだろう。

女として、心の狭い女と思ったっすか・・・あああ、どうしよう・・・」泣きそうな、また子。



いや、お前は悪くない。

それにしても、気持ちは分かるでござるが・・・



例えがあんまりにも、悪すぎるでござるよ・・・晋助・・・



これは、もう一度、スナックお登勢に行くしかない。

と、思った。