【空知英秋】銀魂 二百十四訓

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余談 たとえ話



最近、晋助の様子が変だ。と、万斎は思う。

いや、正直に言うと、細かくは3ヶ月ほど前から変だった。

だが、その変調はとても微妙で、

多くの主要メンバーは気付いていない。

隊員に至っては全く分からないだろう、違和感。



2ヶ月前に一度、スナックお登勢に偵察に行ってきた。

収穫といえば、

桂がやはり白夜叉の子を身ごもっていたこと。

そしてそれを、かたくなに晋助に隠していること。

そのため、晋助との連絡を絶っていること。だ。

だが、晋助には、その時点ではまだ桂が女であることしか報告していない。

それだけで、あの人はきっと全てを悟ったろう。

わざわざ桂が連絡を取らなくしても、

聡いあの人は気付いてしまう。