【空知英秋】銀魂 二百十四訓

このエントリーをはてなブックマークに追加
421名無しさんの次レスにご期待下さい
【万斎】

さて、その早朝。

「そういえば、晋助に渡しそびれていたものがあるでござるよ」

「ああ?」

「昨日、月子殿から、これを」

と、白い包みのなにやら長いものを渡す。

「何だァ?」

「誕生日プレゼントだそうで。いつもお世話になっているからと」

「へえ」



早速開けてみる。

中から出てきたのは・・・・

渋い、茶色の煙管。

「・・・・・」

「・・・・・」

「いや、なかなかいいじゃないでござるか」

「・・・・まあ、もらっとくぜ」



拙者は、笑いをこらえるのに必死だ。

どう見ても、高杉に似合うとは思えない。高杉が実に、嫌そうな顔をした。

と、そこで、もう一つあることを思いついた。

「どうでも言い話だとは思うが、昨日の娘の件、月子殿はご存じでござるよ」言えば、

「!」あからさまに驚く。