【空知英秋】銀魂 二百十四訓

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420名無しさんの次レスにご期待下さい
>>417
その次の朝、高杉たちは朝早く経った。そのため、すずという娘が高杉の部屋で目を覚ました時には誰もいなかった。

そして、三人分の宿泊費は全て支払われていた。

あんなにも、熱く、自分を欲した男。



傲慢で、横暴な態度なのに、情熱と相反する優しさを持っている。

ただ一つの眼差しは、危うげで、切なく、

自分を見ているようで、見ていないようでもある。



その熱が大きすぎて、知らなかった自分を思い出せない。過ぎ去った今は、凍えそう。

娘は、その男を思い出して、また泣いた。

一夜の夢とは知っていた。でも、

知っていてもなお、

本当に、好きだったのに・・・・と。