【空知英秋】銀魂 二百十四訓

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「・・・」その場に、沈黙が流れる。土方は、ついに掴んでいた腕を舌打ちと共に離した。



そのとき、桂の顔が歪んだ。それから、かくん、と、俯いた。うつむいて表情は見えないが、ぽたりと月子の足下にしずくが垂れた。

「月子殿」・・・将軍が、何か言おうとしたが、それをあえて、銀時は遮った。

「すいませ??ん、こいつちょっと具合悪いみたいなんで・・・」と、そのまま抱えるようにして万事屋へ桂を連れ帰った。

「大事に、してください」と、将軍の声が聞こえる。

「しっかり管理しとけや、万事屋」土方の声もした。

スナックお登勢では、お開きにならず、飲み直しになったらしい。

日付が変わる頃まで、下はうるさかった。



そんなことがあって、スナックお登勢にはしばらく行かないのかと思っていたら、翌日からまた働いているから、さすがに女になっても

桂は桂だと銀時は感心したような納得したような気持ちだった。