そして、桂の部屋に行くと、血相変えて白夜叉が飛び出してきた。
「んもおおお??????!!!!心配したでしょオオオ!!!電話かけまくっちゃったよ!!」
と言って、月子に抱きつく。
「大丈夫?」「大丈夫」などと、ああ、バカップルぶりを発揮だ。それで、今までのいきさつを説明する。しぶしぶながら、白夜叉が御礼を言った。意外だ。
で、桂が、まだ「これから高杉を殴りに行く」なんて言うと、
「はあ?あいつのとこに行くって??だめに決まってるでしょオオオオ!!!大体、あいつは女にだらしないの!!!だから自業自得!!!ほっとけ!!!」と言って聞かない。
「そうでござる。こちらの問題はこちらで片を付けますよ。では、お休みなさいお二人とも」
と、202号室を後にした。
はああ??にしても、気が重いでござるなあ・・・
女の子三人は、ずっと後を付いてくる。
その間にも“ひどい奴”について、色々聞かれたが、適当にあしらうことにした。
まあ、悪いのは拙者もだが、晋助も。とりあえず、会わせるくらいはしておくか。あとは、晋助がどう出るかにまかせればいい。