【空知英秋】銀魂 二百十四訓

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>>399
余談 慰安旅行3


【万斎】

拙者が、一人になってから割とすぐに、月子は意識を取り戻した。



「あ。・・・???!!」

「気付いたでござるか」

ぱっと、拙者の腕から起きて、何事か、と言う顔をする。



「先程、意識のない月子殿をこの男が抱えているのを見て、晋助が助けたでござるよ」

「た、高杉が????」

足下の男を指し示すと、あからさまに驚く。

「うわっ!」

「立てるでござるか?長居は無用。速く白夜叉殿の部屋に戻るが良いかと」

こくこくと頷く桂。

支えながら、廊下に戻る。

売店の前を通った時、あっと何かを思い出したように桂が立ち止まった。



「高杉はどうした?」

「晋助なら、部屋に戻ったでござるよ」

「そ、そうか・・・また世話になってしまったな」

「まあ、貴方に対しては、特別でござるよ」

と、言えば、不思議そうな顔でこちらを見る。・・・なんとも、きれいなお方だ。桂だけど。