【空知英秋】銀魂 二百十四訓

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「美しい御仁でござるな。・・・刀傷が惜しいが」

ぼそっと、万斎が言ってきた。

「てめえ、しっかり見てるじゃね????かああ!!」

「背中だけしか見てないでござるよ」

シャカシャカ髪を洗いながら続ける。



「ったく、油断も隙もねえ」

「まあ、お二人が夢中になる気持ちは分からぬでもない。だが・・・」

「うるせえよ」

「正直、余り晋助には関わって欲しくないでござる」

「こっちだってお断りだ!」

「プライベートに振り回されると、隊員の志気にかかわるゆえ」

「あんたんとこの事情なんてしらね??よ!こっちだって、関わりたくないっツーの!」

「いやいや、晋助にわざわざ電話してきて、性の相談窓口みたいな真似をされたら・・」

「はあアアアアアア???!!!」

「なんでも月子殿を喘がすのどうのと・・・」

「ええええええ??!!な、何それ、な、なんで知ってンのオオオ???!!」

「拙者も部屋にいたでござるよ。丁度そのとき。」

「うは・・・・・!!!!」