【空知英秋】銀魂 二百十四訓

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355名無しさんの次レスにご期待下さい
などと、またしても、体重やら身長やら、

よく分からない成長記録を読み上げられる。

桂との話しは嫌いではないが、面白いものでもない時がある。

良く脱線しやがるし・・・

ちら、と、時計を見る。部屋の女・・・

また飛び出してきたりしないだろうな。今回の女は大丈夫だと思うが。



「高杉、聞いているのか?」

ちょっと、上の空だったのがばれたか、

「生返事ばかりして。そんなに俺の話は退屈か」

なんだ、いきなり。

「そんなことはねぇ。ちゃんと聞いている」

「じゃあ、ここで問題だ」

「はあ?」

「今の、松之助の体重はいくつだ?」

「・・・・」

「どうした、答えられんのか。俺はさっき言ったぞ!やはり聞いていなかったな!」

とたん、機嫌が悪くなる桂。

しかも、そのとき、運悪く、バタン!戸が開いた。

女が、不思議そうに、こっちを見ている。

「!!」この間の女の狂乱を思い出す。