【空知英秋】銀魂 二百十四訓

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【高杉】

今日はまた、久しぶりに女を抱いた。

別にいなけりゃいないで構わないが、

こうして女の中を味わうと、

やっぱり、これはこれで良いとおもう。

生きている、感じがする。

女が、ひときわ甲高い声を上げた。

その痙攣の中の心地よさを味わっていると・・・



・・・

ああ、また。

どうして最近てめえは。



仕方なしに部屋の外に出ると、又ヅラから電話だという。

タイミングとは恐ろしいもの。

俺が女を部屋に入れたのは、先回のヅラの電話の件以来だ。



「・・・どうした」

なんとなく、きまずく電話に出ると、反して、嬉しそうな桂の声。

ちょっと拍子抜けだ。ほっとした半面、俺のことはどうでも良いのかと、思う。



「高杉!ありがとう!」

「あ?」

「立派な鯉幟、・・・感動した」

「あ、ああ」

「高かっただろうに。すまない・・」

「別に、構わねえよ・・・元気か、あいつは」

「ああ、相変わらず元気だ!」

「そうかい」

「そう言えば、この間、検診の時に・・・」