桂がスナックお登勢で働きだして、上手く生活バランスが出来てきた。
朝方、帰ってきた桂は朝食を作り、みんなが食べた後、寝る。
今まではソファーで寝ていたのだが、銀時が起きた後なので気兼ねなく布団で眠れて存外よかった。
なぜソファーで寝起きしていたかというと、最初、「寝室に予備の布団があるのだから貸せ」と桂が言うのに対し、
銀時がどうしても嫌だと言ってきか無かったからだ。
それで、仕方なくソファーで寝ていた。まあ、戦時中のことを思えば、何処ででも寝ることなど出来るのだが、布団で寝れるに越したことはない。
この生活の方が、万事屋にやっかいになる以上、桂には合っていると思えた。
銀時は、銀時で、「お前はあくまでおまけなんだからソファーで十分」と言っておきながらも、一緒の部屋で寝るのを拒んだのには本当は大きな理由があった。
どうにも、桂と思っていても、女である。変な気分になってしまいそうだったのだ。
いや、いやそれはない!
・・・と、頭で否定できても、身体が否定できるかは別だ。これ以上ややこしいことになりたくなかったので、