【空知英秋】銀魂 二百十四訓

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桂がスナックお登勢で働きだして、上手く生活バランスが出来てきた。

朝方、帰ってきた桂は朝食を作り、みんなが食べた後、寝る。

今まではソファーで寝ていたのだが、銀時が起きた後なので気兼ねなく布団で眠れて存外よかった。

なぜソファーで寝起きしていたかというと、最初、「寝室に予備の布団があるのだから貸せ」と桂が言うのに対し、

銀時がどうしても嫌だと言ってきか無かったからだ。

それで、仕方なくソファーで寝ていた。まあ、戦時中のことを思えば、何処ででも寝ることなど出来るのだが、布団で寝れるに越したことはない。

この生活の方が、万事屋にやっかいになる以上、桂には合っていると思えた。



銀時は、銀時で、「お前はあくまでおまけなんだからソファーで十分」と言っておきながらも、一緒の部屋で寝るのを拒んだのには本当は大きな理由があった。

どうにも、桂と思っていても、女である。変な気分になってしまいそうだったのだ。

いや、いやそれはない!

・・・と、頭で否定できても、身体が否定できるかは別だ。これ以上ややこしいことになりたくなかったので、