【空知英秋】銀魂 二百十四訓

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「あの・・・」

「結構うるさいと思うけどな」ククク・・・と、低く笑った。

「嘘つけ!」

「ヅラに聞いてみろよ。・・・なんだ、そんなことか。くだらねえ」

カチ??????ン!!!

何かあったまきた。だって、てめえの息子は俺が育てんだぞ。恩を仇で返すつもりか、この野郎!



「くだらなくねえ!!てめえの所為で俺はマダオにされてんだから、てめえには応える義務がある!!」と息巻けば、なるほど、子供のこととぴんと来たか。

「・・・そうかい」殊勝な声だすじゃないの。

「ああ、一度言おうと思ったんだけどな、お前はこっちがどんだけ大変な思いしてるかしらね??で、いい気なもんだよ。お陰でこっちはいつも金欠で・・・いや、別に困ってないけど!!!」

「何だ、金の相談だったのか。金なら出すぜ」

「!!いらね??よ!!困ってねえっつってんだろ!!」

なんだこいつ。むかつく!!何でこんなに上から目線なんだあああ!!

「金時、何の話してるんじゃあ??」と、坂本が横から入ってきたので、はっとする。

そうだった・・・

「あ、いやいや。ヅラの話なんだけど。あいつさぁ・・・」

この会話に夢中になってる俺は、お登勢の引き戸が開いたのも知らずにいた。

「その話はもういいだろ。てめえの未熟さ棚に上げてヅラの所為にしてんじゃねえよ」

がはああ!!!

「あのな・・・・っ!俺だって、すげー、鳴かしてんだかんな!!!そりゃも??ヅラうるさいくらいにアンアン言って・・・もう大変・・」

??????ドゴアアア!!!

脳天に強烈な衝撃を感じた。

ぐはっ。

振り向くと、青筋たてた月子さん・・・