【空知英秋】銀魂 二百十四訓

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一瞬、切り捨ててやろうかとも思ったが、

そんなことに意味はねえ。

だが、俺の一瞬はなった殺気に、

ちゃんと桂は反応していた。

まだ、一応錆び付いちゃいないようだな。

それが、何だか妙に楽しい。



あいつが、「縁のものに名をもらった」と言ったので

ああ、こいつは俺の子だったのか、ということを知った。

驚かなかったと言えば嘘になるが、疑惑が確信に変わっただけの話だ。

そっと、まだ毛の生えそろってないような頭をなでれば、

ガキがぽっかりと目を開けて俺をみやがる。