【空知英秋】銀魂 二百十四訓

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余談: 父親



幾月か過ぎて、江戸にとある目的でぶらりと立ち寄ったら。

本当に偶然、桂に会った。

買い物かえりか。何だか買い物袋をぶら下げて、

胸に、生まれた子供を抱いていた。

そう言えば、銀時が“弟になった”だのと抜かしていやがったな。

笑わせる。

ままごとのような芝居夫婦も伊達じゃなかったのか。

名を聞けば「松之助」だとか。

偉く上等な名をやったもんだ。

あの人の名を付けるなんて、

何だか無性に苛立った。