>>280 まくし立てても、聞いていない。
こっちを見もせず松之助と遊んでる。
だから、貴様はもてないんだ、この天パー。
歯がみしながら、でももう仕方がないので、夕食の支度に向かう。
「なあ、桂」
桂じゃない、坂田だ。いや、いや、それより何より、何で俺をちゃんと呼ぶんだ。
怖い怖い。
「・・・なんだ?」
思わず、身構える。
「お前と俺ってどういう関係?」
は?何かと思ったら、そんなことか。何だというのだ、決まり切ったことを聞いて。
「夫婦にきまってるだろ」
「期限付きの?」
「・・・決まっている」
「でもさあ、」
まったくこいつは。何が言いたいのか分からない。と、突然。
「俺、お前のこと好きだよ」
「!!!!!」はああああ?????
何だ、その発言???何だ、この展開????何処のドラマを見たのだ??今度レンタル屋に行かねばああ!!ってそんなことじゃなくて。
「もちろん、月子が、だけどね」と、付け加える。
何を言っている。
「俺は、俺だ」
「そうなんだけどね??・・・」う??んと頭をかしげる銀時。