ふーん。と、興味ないようなそぶりで、だが、確かめるように俺の髪を上げる。
「・・・」
「・・・」
「ヅラく??ん、ヅラ君。この跡なあに?」いつもの、怒り爆発寸前の声色。
「なにかあるか?ではきっと虫にでも刺されたのだろう」
「うそつけやああああ??????!!!!何したの、あんた達!!??まさか浮気したんじゃねえだろうなあ!!!!
ちょっと、これは問題ですよ??!!夫婦の危機ですよ!!!俺、元彼とまだ会う彼女とかも絶対許さない方だから!」
と吠えたてるので、
「あいつは元彼でも何でもない」
しれっと言ってやった。そしたら、あろう事か、殴ってきた。
貴様!!!!それこそ、DVだかんな!!!こっちこそそんな暴力夫は願い下げだああああ!!!
何にもないと言っているのに、浮気ってなんだ!!!
貴様こそ、ろくに稼いでもないくせに、束縛はしまくりだし、俺の携帯たまに見てるのも知ってんだかんな!!!
離婚結構、なんなら、これから市役所いこうか!!!さあ来い!!