かあーーーっと、奴の顔が紅くなる。超驚いているに違いない。
こいつには、これくらいストレートに言わないとダメなんだ。
「もちろん、月子が、だけどね」
「俺は、俺だ」
「そうなんだけどね??・・・」
桂が男に戻る日は近い。ということは、この、ままごとが終わる日が近いと言うことだ。
そんな間際になってこんなこという俺は、ずるいんだろうか。
「今更だな・・・」
「ん?」
「俺だって、好きだぞ。知らなかったのか?」
「マジ・・・!!!!」
ああ、やられた。
今度は俺が紅くなる番だ。
そんでもって、こういうときに限って余計な奴らが帰ってくる。