【空知英秋】銀魂 二百十四訓

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260名無しさんの次レスにご期待下さい
高杉、俺はお前の気持ちが分かるよ。認めたくない気持ちが。

こいつ相手に、本気になるなんて自分、恥ずかしすぎて穴に入っちゃいたいよ。豆腐の角に頭ぶつけて記憶喪失になりたいよ。

でも、穴に入ろうが記憶喪失になろうが、こいつを無くすよりははるかにましだ。



桂は、元々頭の切れる男だ。変なところ鋭いし、聡い。だが、半面、

疎いところはとことん疎い。特に恋愛に関しちゃ、中学生レベルだよ。だから、

てめえの気持ちなんかも、桂は気づいちゃいねえよ。

「元彼でも何でもない」ってさあ。ざまあみろ。

ああ、それは幸いか。

むしろ、お前はそれが望みなのかもしれないな。



だがよ、だったら認めちまえよ。

計算高いあまりに、負けるとわかってる戦に出るのがいやだったんだって。

怖かったんだって。

それが出来ない奴に、俺たちの関係に割ってはいって欲しくない。

やっと手に入れた家族なんだ。

もう、誰にも、奪わせない。