翌日。
すでに寝室にあいつの姿はなく、
なんかきっと、怒られるか、嫌みを言われるんだろうな??なんてちょっと気まずい思いをしながら起きると、いつものように桂は既に朝食を作っていて。
いつものように俺と神楽を起こしに来て。
「おはよう」いつもと変わらず、凛とした笑顔を見せた。
一瞬、あれは夢だったのか?と思ってしまうほど、変わらないいつもの光景だった。
なんかちょっと・・・・
少しくらい、照れて俺の顔見れない????!みたいなそぶりがあって欲しいような・・・
俺だって・・・昨日のことを思い出したら、恥ずかしいよ!久しぶりだったから・・・イヤイヤ、そう言うわけでもない(わけでもない)けど、
ちょっと余裕なくて、あんまり、いや相当、かっこわるかったんじゃないかと思う。あいつ相手にかっこつけるのも気持ち悪いが、何か・・・
あの、普段は僕こんなんじゃないんで!!!って、もっとすごいから!!って言ってやりたいくらいだけど。いや、相手が男だった奴なだけに、
なんか男としてのプライドがね・・・・・て。
ああ、ばかばかし。何考えてんだか。