【空知英秋】銀魂 二百十四訓

このエントリーをはてなブックマークに追加
229名無しさんの次レスにご期待下さい
ながい困惑の末に、

たどり着いた桂の中は、恐ろしいほどに熱くて、

本当に解けてしまいそう。

それとも、俺がずっと冷たかったから、そう感じるのだろうか。

どうしようもない、熱が引かない。

あいつの熱が伝わって、どんどん体中が熱くなって、本当に沸騰してしまううんじゃないかと思う。

こんな気持ち、初めてで、なんだかよく分からない。



すがるように奴の腕が伸びてきて、俺の腕を掴む。

なんてこった、・・・繋がっているんだな。どこもかしこも。

心までひとつになって、このまま解けてしまえたらいいのに。そうだ、俺を溶かしてくれよ。そして、お前の一部にしてくれよ。

解け合ってひとつの物質になってしまったら、もう、離れることもないんだから。